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指輪をはめたい

二階堂ふみ

指輪をはめたい
監督・脚本 岩田ユキ
原作 伊藤たかみ
出演 山田孝之 小西真奈美 真木よう子 池脇千鶴 二階堂ふみ

片山輝彦(山田孝之)は製薬会社の営業マン。ある日、病院で目が覚め、転倒による一過性の健忘症と診断される。
転倒した、営業先のスケート場へ行き、そこで自分のカバンを持って滑ってる少女(二階堂ふみ)からそれを受け取る。
かばんの中には婚約指輪が入っていたが、婚約相手の記憶が無い。

そこへ、片山の前にタイプの違う3人の女性-会社の研究室に在籍する才女(小西真奈美)、営業先のイメクラで働くスタイルの良い女性(真木よう子)、公園で紙芝居を子供に読み聞かせる不器用な女性(池脇千鶴)-が現れる。婚約相手を探ろうと3人と日替わりでデートをするも、婚約相手は分からない。

そんな中、3人が鉢合わせになる。



最初「記憶喪失」「婚約者を探す話」がテーマと聞いて、観るかどうか迷ったが、岩田ユキ監督の作品と分かって、観ることにする。
個人的には盛岡自主制作映画祭で何作か観て以来の岩田作品。

キャスティングが良かった。また、冒頭の亜土ちゃんもインパクトがあった。

監督独特の可愛さに皮肉の混じった演出と、計算された構図が炸裂している作品。

3人の女性とそれぞれ付き合っていた時の映像が、8ミリで流れるシーンが個人的にツボだった。

次回作は、およそ可愛くなりがたいテーマを、岩田作品とした映画が観たい。
平成24年1月22日観賞。


追いかけて
残ったものは
何も無く
キュートだったり
キッチュだったり 多摩柿
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

マイ・バック・ページ

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マイ・バック・ページ

監督 山下敦弘
脚本 向井康介
原作 川本三郎
出演 妻夫木聡 松山ケンイチ 忽那汐里 石橋杏奈 韓英恵 中村蒼 長塚圭史 山内圭哉 古舘寛治 あがた森魚 三浦友和


川本三郎の同名ノンフィクションの映画化。
「右手にジャーナル、左手にマガジン 」で言うと、前回の赤塚富士夫のマガジンに続き、ジャーナルにあたる映画。

1969年。新聞社で働く沢田雅巳(妻夫木聡)は、時代の空気そのままに、ジャーナルの編集部に憧れながら週刊誌記者として日々活動家たちを取材をしていた。
それから2年、社はジャーナルの運動全面支持の編集方針にメスを入れる。同時に沢田はジャーナル編集部へ異動となる。
取材を続ける沢田は、先輩記者・中平武弘(古舘寛治)とともに梅山(松山ケンイチ)と名乗る男からの接触を受ける。
梅山は「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」と。
中平から「梅山は信用ならない」と忠告を受けるも、梅山にのめり込んでいく。ほどなく、梅山らは駐屯地で武器の奪取を決行するも失敗、武器庫で番をしていた自衛官を殺害する。

山下監督が大好きなので、「扱いにくいテーマで失敗していたら、やだなぁ」と思い、複雑な気持ちで見に行く。

が、杞憂だった。

当時の新聞社の人間ドラマ、時代の空気感を再現していた。
そしてなにより山下監督独特の、登場人物を生温かい目で見守る作風が健在だった。

映画秘宝を読んだら、大阪芸術大学在学中に「鬼畜大宴会」(熊切和嘉監督の卒制、赤軍の残虐な部分を凝縮した、スプラッタ映画)の照明・編集助手を経験していたらしい。無用な心配だった。

「(普段は体制と運動なら、運動を応援するけど)この事件はなんかイヤな感じがする」

松山ケンイチが巧かった(松山の口から出てくる組織像はコントのようだった)。

妻夫木聡のラストシーンも秀逸。

それにしても、恐るべし大阪芸大。


平成23年5月29日観賞。

熱帯びた
季節の終わりを
描ききる
独自の視点は
揺るぐことなく  多摩柿

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

これでいいのだ 映画☆赤塚不二夫

赤塚不二夫

これでいいのだ 映画☆赤塚不二夫

スタッフ
監督 佐藤英明
脚本 君塚良一 佐藤英明
原作 武居俊樹
出演 浅野忠信 堀北真希 阿部力 木村多江 いしだあゆみ 佐藤浩市

小学館の入社式。イヤミの姿をした赤塚不二夫が壇上に現れ、新入社員全員にシェーをさせる。
その中でひとりシェーをしない武田初美(堀北真希)に、赤塚が無理やりシェーさせようとするが顔面にパンチをくらう。
その後、少女マンガの編集を希望していた掘北は、少年サンデーに配属となり、本人のご指名で赤塚の担当となる。


いろいろと難しい映画だった。
・マンガのギャグを実写でやること。
・ギャグには時代性があること。
などなど、いろいろと考えさせられた。
リスペクトする君塚良一氏でも、難しいミッションであったと推察する。

また、少年サンデーの編集者からの視点で描かれているが、この時代の赤塚不二夫を天才バカボン抜きで描くのは、少年サンデー側からの視点での検証も必要だけれど、「右手にジャーナル、左手にマガジン」と言われた時代らしいので、厳しいものがある、と思った。その時代については「マイ・バック・ページ」で再度、触れる。

旅館に居合わせた過激派が、列をなして赤塚にサインを求めるシーンは面白かった。

木村多江がこの時代に溶け込んでいたのには、恐れ入った。

死んだ母と白ブリーフ一丁で抱きついて寝ているシーンがあったが、あれは多分ギャグではなく、実話だったと思った。

バレリーナ(股間に白鳥の頭つき)、ベルトで裸の男をシバきまくる堀北真希など、無理からのギャグシーンは無くとも、問題ないような気がした(破砕用の鉄球にパンツ一丁で乗るシ-ンはいいような気がした)。

後半出てくる、少年サンデーで連載した「レッツラゴン」は、今日の視点でも素晴らしく面白かった。
平成23年5月6日観賞。


天才の
天才たるを
描かんと
背中追いかけ
蜃気楼かな  多摩柿

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

八日目の蝉

八日目の蝉

八日目の蝉
監督 成島出
脚本 奥寺佐渡子(時をかける少女(アニメ))
原作 角田光代
出演 井上真央 永作博美 小池栄子 森口瑤子 田中哲司 市川実和子 平田満 劇団ひとり 余貴美子 田中泯 風吹ジュン


冒頭、裁判のシーンから始まる。
秋山丈博(田中哲司)・恵津子(森口瑤子)夫婦の生後6カ月の子を誘拐し4年間逃亡していた罪の裁判で、野々宮希和子(永作博美)は求刑後、「言いたいことは」と裁判官に問われ「四年間、子育ての喜びを味わわせてもらったことを感謝します」と言う。裁判官から、感謝ではなく謝罪ではないのか、と問われても「感謝」だと。

希和子は既婚者との不倫で妊娠するが説得により、堕胎する。
そんな時、本妻本人が妊娠した事実を直接、勝ち誇ったように希和子に告げる。

子供を見ようと、夫婦の留守宅に忍び込んだ希和子。一目、赤ん坊を見た希和子は、抱きかかえて家を出る。
子供に薫と名前をつけて、各地を転々とする。捕まるかもしれない不安の中、2人は親子のように毎日を過ごす。

秋山恵理菜(井上真央)は4歳で実の両親と再開するが、うまく馴染めず、家庭はうまくいかなかった。

そんな中、大学生になった恵理菜も既婚者と付き合い、自分が妊娠していることに気づく。


実の母のヒステリックさが効いていた。

実は母が誘拐犯、という設定は「塔の上のラプンツェル」と同じなのに、随分違う展開だな、と思った。

井上真央と劇団ひとりのベッドシーンは形容しがたい、インパクトがあった。

逃避を続ける2人に、感情移入して観た。そんな気持ちは、ちょっと記憶にないくらい、久しぶりであった。
平成23年5月2日観賞。


見つからず
この生活が
続くけよと
乞い願うオレ
映画の至福  多摩柿

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

嘘つきみーくん壊れたまーちゃん

嘘つき

嘘つきみーくん壊れたまーちゃん

監督 瀬田なつき
脚本 田中幸子 瀬田なつき
原作 入間人間
出演 大政絢 染谷将太 田畑智子 鈴木京香 宇治清高

みーくん(染谷将太)とまーちゃん(大政絢)は幼なじみ。二人は10年前の少年少女監禁事件の被害者だった。
まーちゃんは常軌を逸する言動で学校でも浮いていた。
小学生姉弟の失踪事件、連続殺人事件が同時が街で同時に起きていた。

一人暮らしのまーちゃんの部屋に強引に入るみーくん、大暴れするまーちゃん。そして「まーちゃん!」との呼び掛けに相手がみーくんと判ると、まーちゃんは再開を大喜びする。

そして、まーちゃんの部屋の奥には失踪し捜索されてる小学生姉弟が居たりする。

連続殺人を追う刑事、まーちゃんやみーくんを診察する担当医の精神科医などが加わり、しだいに、2人の過去が明らかになっていく。


ポップな演出や、カメラ目線のウディアレン風な語りや、ヘヴィな過去の体験など、違うテイストでストーリーを織りなしているので、誰でもどこか引っかかるところがある作りになっている、と思う。

ところどころで、映像的なトライをしているのは、興味深いと思った。
調べたら、この監督さん東京芸術大学大学院第2期卒なんだね。

もともと原作がそうなのか判らないが、全体的に甘ったるい感じは否めないけど、才気を感じさせる映画。
平成23年4月30日観賞。


映画とは
フィルムで紡ぐ
嘘だけど
心壊れし
キミへのホント  多摩柿

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

プロフィール

玉垣エーイチ

Author:玉垣エーイチ
映画中毒者です。
映画館で映画を見る派です。
CGはあまり好きではありません。
基本、何でも観ます。
号は多摩柿です。

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